2025/10/20

最初は苦手でも大丈夫!プログラミングで伸びる子の共通点

プログラミングの適正

「うちの子、パソコンが得意じゃないけど大丈夫ですか?」
「ゲームは好きだけど、勉強となると集中できなくて…」

プログラミングを始める前に、こうした不安を抱く保護者の方は少なくありません。ですが、私たちの教室では、最初は苦手だった子の方がプログラミングを楽しんでいる事例があります。

なぜなら、プログラミングは「できるかどうか」ではなく、「試してみよう」という気持ちから始まる学びだからです。この記事では、最初は苦手でもしっかり伸びる子の共通点を、授業の様子や保護者の声を交えて紹介します。

プログラミングに「向き・不向き」はない

プログラミングという言葉を聞くと、「理系の子」「頭のいい子がやるもの」という印象を持たれがちです。しかし実際には、プログラミングに特別な才能は必要ありません。むしろ、好奇心や粘り強さがあれば誰でも成長できます。

プログラミングを学ぶ子どもたちを見ていると、スタート時点でのスキルや知識の差はすぐに小さくなります。それよりも大切なのは、「考えることを楽しめるか」 どうか。

最初はうまくいかなくても、「なんで動かないんだろう?」と興味を持ち、自分なりに工夫する子ほど、ぐんぐん伸びていくのです。

授業エピソード
ある小学3年生の男の子は、最初の授業でマウス操作もおぼつかず、「もうやりたくない」と言っていました。けれど先生が「じゃあ一緒にやってみよう」と声をかけ、猫のキャラクターを一緒に動かしてみると、次第に表情が明るくなりました。その後、オリジナルでゲームをたくさん作れるようになりました。

① 「わからない」と言える子は伸びる

プログラミングでは、分からないことが出てくるのが当たり前です。最初から完璧に理解できる子はいません。

素直に質問できることが成長の第一歩

「ここが分からない」と言えることは、自分の課題を見つける力の一部です。質問する勇気を持てる子は、理解を深めながら前に進めます。先生も「どこでつまずいているか」が分かるため、的確なサポートができるのです。

体験談(小4男子の保護者)
「最初の頃は“分からない”と言えず、困って黙っていた息子が、今では“ここが分からないんだけど”と先生に相談できるようになりました。その結果、家でも自分の意見をだんだんと言えるようになりました」

「失敗しても大丈夫」という環境が支える

子どもが「分からない」と言えるのは、安心できる環境があるからこそです。教室では間違いを責めず、「それも大事な試行錯誤だね」と受け止めます。こうした経験の積み重ねが、挑戦を恐れない心を育てていくのです。

② 自分で考える習慣がある子は伸びる

プログラミングは、答えを覚える勉強ではありません。むしろ、「どうすれば思い通りに動くか」を自分で考える力が重要です。

「まずやってみよう」が学びの原動力

うまくいかないときに「できない」と諦める子もいれば、「ちょっと変えてみよう」と挑戦する子もいます。この小さな違いが、学びの大きな差になります。先生が少し背中を押すだけで、自分で試行錯誤する習慣が身についていくのです。

授業の様子より
Scratchで作ったゲームが動かないとき、ある女の子が「ここを変えたらいいかも」とつぶやきながらブロックを組み替えました。すると一瞬で解決。隣の席の子が「どうやったの?」と聞くと、彼女は嬉しそうに説明していました。自分で考えて成功した経験が、自信につながる瞬間でした。

完璧を求めすぎないことが大切

最初から正しくやろうとすると、失敗を恐れて手が止まります。プログラミングでは「間違っても動かしてみよう」「まずやってみよう」が大切です。行動から学ぶ姿勢を持てる子ほど、驚くほどのスピードで成長していきます。

③ 好奇心がある子は自然に伸びる

プログラミングは、“好き”や“興味”が学びの原動力になります。「やってみたい!」という気持ちがあれば、どんな子でも成長できます。

「楽しいから続く」ことが最強の学習法

プログラミングの魅力は、結果がすぐに目に見えること。ボタンを押した瞬間にキャラクターが動く。その手応えが、次の挑戦へとつながります。楽しさが学びを長続きさせる最大の要因なのです。

体験談(小2女子の保護者)
「最初は操作も分からず不安そうでしたが、“動いた!”という瞬間の笑顔を見て安心しました。今では“次はこうしたい”と自分でアイデアを出すようになり、家でも作品を見せてくれます。」

興味の芽を大切に育てる

子どもの「なんで?」「どうして?」という好奇心こそ、プログラミングに最も必要な資質です。その芽を大切に育てれば、知識はあとからいくらでもついてきます。

プログラミングが苦手な子ほど伸びる理由

プログラミングの面白いところは、「最初からできる子」よりも「苦手意識を持っていた子」の方が、長い目で見ると大きく成長することです。

“苦手”だからこそ、工夫する

苦手な子ほど、うまくいかないときに考えます。どうすればできるようになるか、何を直せばうまくいくか。先生のサポートを受けながら、自分のペースで成長していきます。その過程で「考える力」「粘り強さ」「達成感」が育つのです。

教室でのサポート体制

私たちの教室では、最初の数回は操作に慣れる時間をたっぷり取り、個々のペースに合わせて進めています。子どもが安心して試せる環境を整えているからこそ、「できた!」の積み重ねが生まれます。

まとめ ― 大事なのは“始める勇気”だけ

プログラミングに「向いている子」「向いていない子」という線引きはありません。必要なのは、少しの好奇心と、やってみようという気持ちだけ。

最初はマウスを触ることすら戸惑っていた子が、数か月後には自分の作品を誇らしげに見せるようになります。プログラミングの成長は、才能ではなく経験の積み重ねです。

どんな子も、挑戦の中で伸びていく――
それが、私たちが日々目の前で見ている“子どもの成長の形”です。

プログラミング教室スモールトレインでは、プログラミングと小学生対象の学習指導を行っています。オンラインでの指導も行っていますので、ご興味のある方はこちらからお問い合わせください

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